ワークショップと学び2016 学習環境をデザインする
2016年11月22日
11月26日、27日にせんだいメディアテーク(仙台駅よりバスで10分)にて、ワークショップ関連のシンポジウムを開催されます。青山学院大学 苅宿研究室のメンバーが、WSD(ワークショップデザイナー育成プログラム)とともに力を入れてきた、学校の中にアート系ワークショップを根付かせていく実践と研究のここまでの成果をもとに、アートの可能性、ワークショップの可能性について考える2日間のシンポジウムです。佐伯胖先生の講演「根源的能動性を問い直す」、そして上田信行先生と苅宿先生のコラボ、WSD育成プログラムの体験と盛りだくさんです。
以下、詳細です。
シンポジウムは2日間の5部構成になっています。ご興味のある方ぜひお申し込みの上お出かけください。
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ワークショップと学び2016
学習環境をデザインするー学びの増幅と教え手の離脱ー
会場:せんだいメディアテーク1階オープンスクエア
主催:青山学院大学社会情報学部LCD研究ユニット
後援:仙台市教育委員会
参加費:無料
ホームページ:http://ws-d.info/sympo_2016.html
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詳細 ーーーーーーーーーー
1A 11月26日(土)13:00〜14:30
ワークショップ体験編 小学生集合!逆転時間ワークショップ
【対 象】小学3〜6年生 12名
【ファシリテーター】岡本夏海
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1B 11月26日(土)13:00〜15:00
ワークショップ解説編 ワークショップonワークショップ
ワークショップの意味と仕組みを考える
【対 象】高校生以上6名
【解説者】上田信行、苅宿俊文
<<体験編と解説編の内容>>
体験編はメディアアートのワークショップ。逆再生アプリを使ってある物語を普通の動きに見えるようにグループで相談しながら作品を作ります。解説編は、ワークショップを実践していきたいと考えているアーティストや、ワークショップを取り入れたいと考えている現場の先生方に向けた講座で、ワークショップならではのことや、ワークショップの現場で起こっていることを「学び」としてどう捉えるのかなど、観察と解説を通して考えます。
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2 11月26日(土)15:30〜17:00
パネルディスカッション アートによる教育の可能性をさぐる
【対 象】高校生以上40名
【パネラー】関口怜子、田野邦彦、岡田京子
【司会進行】苅宿俊文
<<内 容>>
仙台の地で長年ワークショップを行い、子どもたちが自分らしさと出会える場所を提供し続けている関口怜子氏、学校教育の中でコミュニケーション教育として演劇的な手法を用いたワークショップを模索してながら展開しているアーティスト田野邦彦氏、そして小学校の教員として「造形遊び」に着目し図工研究を牽引され、現在は文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官として活躍されている岡田京子氏の3名をパネラーとして迎え、アートによる教育の可能性について考えていきます。
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3 11月27日(日)10:00〜12:00
講演+ワークショップ
ワークショップデザイナー育成プログラムを体験しよう!
【対 象】高校生以上36名
【プレゼンター】苅宿俊文
【ファシリテーター】長島奈緒美
<<内 容>>
「ワークショップデザイナー育成プログラム」は、異質な当たり前を持った人と人、コミュニティとコミュニティの結び目となる人材を育成することをめざし、青山学院大学・大阪大学が開講している社会人向け履修プログラムです。具体的には3ヶ月、120時間の講座を受講することでワークショップの企画・実践のできるコミュニケーションの場づくりの専門家の育成をめざしています。この講演とワークショップ体験では、育成プログラムのミニ体験ができます。ワークショップの企画・運営などに興味のある方に向けた体験会です。
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4 11月27日(日)13:00〜15:00
講演 根源的能動性をもう一度問い直す
【対 象】高校生以上100名
【講演者】佐伯胖 【司会進行】苅宿俊文
<<内容>>
佐伯胖氏はワークショップがめざすべきことは、さまざまな「しがらみを解くこと」として、自分自身の内側から湧き起こってくる「知りたい」「学びたい」「つくりたい」という根源的な能動性を回復し、本当の学びのおもしろさに目覚めることであるとされています。佐伯氏と一緒に私たちの中にある根源的能動性をもう一度問い直していく講演です。
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5 11月27日(日)15:30〜16:30
パネルディスカッション
教室にやってきたワークショップ
【対 象】高校生以上100名
【パネラー】苅宿俊文、湯浅且俊、長島奈緒美
<<内容>>
現在、青山学院大学社会情報学部学習コミュニティデザイン研究ユニットが試験的に取組んでいるALE(エール)プログラムの実践の紹介を通して、学校の中でのワークショップの可能性について考えます。ALEプログラムとは、アート系ワークショップなどの芸術表現体験活動と、省察(振り返り)活動を組み合わせ、子どものコミュニケーション能力を引き出し、資質・能力の育成につなげていこうとする取り組みです。私たちは、学校にアート系ワークショップが定着していくためには、ワークショップの研究成果を世の中にわかる形で出していくことが必要だと考えています。
ワークショップは複雑で、短期的・急激な変化が起こるものではないため、その実態や成果を捉えることはとても難しい。しかし、私たちは、実践を重ねながら少しでもそれを世の中にアピールしていくために、研究方法を模索しながら研究に取り組んでいます。その成果や課題などについて会場の皆さんと一緒に考えていく機会にしたいと考えています。
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お申し込みは専用フォームからお願い致します。先着順にて受け入れています。
http://wsd.irc.aoyama.ac.jp/application/form-manabi.php
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詳細はこちらから
http://ws-d.info/sympo_2016.html
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会場:せんだいメディアテーク
〒980-0821 仙台市青葉区春日町2−1
仙台駅前からバスで約10分
<<お問い合わせ先>>
ワークショップと学び2016事務局
mail:lcd16112627@gmail.com
レポーター:加藤浩司