愛知県美術館 学校現場への鑑賞教育と普及の取り組み
2014年1月23日
2014年1月12日/13日に、愛知県芸術文化センターにて開催された、
シンポジウム「地域と美術館をつなぐ」〜美術を通した学びから〜
では愛知県美術館と学校が連携した鑑賞教育の取り組みが紹介されました。
愛知県美術館は、平成23年度から文化庁の文化芸術振興費補助金の助成を受けて、幼児、小・中学生、視覚に障がいのある児童・生徒を対象とした鑑賞学習の在り方を、地域の様々な機関や人たちとの連携を軸に実践。
鑑賞会やワークショップの他、小・中学生対象の愛知県美術館鑑賞学習補助ツール「あいパック」や、刺客に障がいのある児童・生徒を対象とした鑑賞補助ツール(点字本「びじゅつかんからやってきたさわるアートブック」、立体絵画、素材体感ツール)を、地域の学校や美術館との連携で作成。
「あいパック」は、愛知県美術館の主要なコレクション40点の画像を用いて、小中学生を対象とした鑑賞学習補助ツールであり、愛知県内全ての小・中学校に、アートカード40枚、ポスター2枚、鑑賞学習CD-ROMを配布。
CD-ROMには、作品作家解説・ポスターに使用した作品に対応した学習指導案、ワークシート(12作品)教師用指導書、アートゲームが収められています。
また愛知県美術館は、教員を対象に鑑賞学習交流会や鑑賞学習ワーキンググループを定期的に開催しており、学芸員と教員の関係構築にとどまらず、地域の教員間のネットワークを構築にも寄与しているという取り組みをご紹介頂きました。
>>この取り組みの詳細は愛知県美術館のサイトにも紹介されています。<<
レポーター:加藤浩司