研究・研修会 新潟県
2012年2月27日
第 34 回「美術科教育学会新潟大会」
主 催:美術科教育学会 (webサイト リニューアル)
共 催:新潟大学美術教育研究会学会通信
1.会 期:2012 年 3 月 26 日(月)・27 日(火)・28 日(水)
2.会 場:新潟大学教育学部
3.大会テーマ:「新美術教育の手がかりを求めて ~子どもと社会の課題から~」
(以下webサイトから転載)
今日本では、もやもやとした沈滞感が立ち込めて先行き不安が広がっています。これは単に、景気などが 循環の谷にあるといっただけのことなのでしょうか。むしろ、どうやら私たちはもっと大きく深い問題に直 面しているらしいという感覚ではないでしょうか。そうした中、突如襲った3.11の津波と原発事故は、 また予想だにしなかったやり方で、私たちが置かれている状況を稲光のように鮮烈に照らし出しました。名 状し難い気持ちを抱きつつも、私たちの視力は瞬間高まり、鈍重な意識は目覚め、しかし遙か遠方にかすか な光明を見出したかのように思われました。それは、新たな価値観が、人の生き方、人と人、人と自然の関 係のあり方をつくり直し、被災地の復興がそのまま現代社会の再生へとつながっていくというヴィジョンだ ったかと思います。しかしわずか一年足らずのうちに、再び視界不良の濃い霧の中に引き戻されてしまった かのようです。それほど、現在の混迷の度合いは深刻だということなのでしょう。
美術教育は、どういう姿勢でこのことと向き合うべきでしょうか。現在の混迷が、偶発的な要因の一過性 のものに過ぎないなら、そのような流行廃りに惑わされないことがむしろ求められるでしょう。しかし私た ちが直面しているのは、ポストモダン社会という遙かに大きな文明的な問題にも連なっていく、人間の生き 方の問題、環境との関わり方の問題です。ここでは、美術教育の営為自体が、文明と社会からの挑戦への応 答となることが求められます。
しかし今日の美術教育は、このような現代の課題に答えうるものたり得ているかといえば、実態において も理論においても総体としては、やはり今の日本社会と同じ停滞感、とらえどころのない無力感が満ちてい るといわざるを得ないでしょう。したがって重要なのは、やはり局所的な状況への適応ではなく、大きな転 換による意識的環境適応の模索であるように思われます。すなわち「新美術教育」をつくり出すということ です。これは途方もない誇大妄想ではなく、むしろ当たり前の話とみるべきものです。学会参加者全員がそ れぞれのやり方で追求していることは、正にこれに当たると思われるからです。また、「新美術教育」は、 美術教育のリセット論を必ずしも直ちに意味するものでもないでしょう。
このように「新美術教育」が求められるとして、ではその内容はどういうものになるのでしょうか。しか しそれもまた「視界不良の濃い霧の中」にあって、おぼろな輪郭すら描けていないのが現状だと思います。 それなら、せめて輪郭素描のための手がかりくらいはどこかにないだろうか、そうした思いから設定したの が今回の新潟大会のテーマです。そしてシンポジウム「「原初的なるもの」を美術教育にどう生かすか」も、 その手がかりの一つではないかと考え設定してみました。大勢の方の参加をいただき、「新美術教育」の構 想に向けて、活気ある交流と意見交換がなされることを期待いたします。
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レポーター:山崎 正明
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