「中学校美術ネット」リニューアルから1周年
2013年4月2日
本サイト「中学校美術ネット」が、リニューアルから一周年となりました。
本サイトは、美術教師が互いに学び合いながら、授業改善をしていく、さらに「中学校美術」の授業削減に立ち向かう、そのような意図から2011年に山崎正明(北海道公立中学校教諭)が「中学校美術ブログ」として設立。
その後、梶岡創(滋賀県公立中学校教諭)・加藤浩司(三重大学美術教育コース院生)が運営メンバーとして加わり、2012年4月1日に「中学校美術ブログ」をリニューアルし、「中学校美術ネット」が誕生しました。
そして皆様からの多大なご支援・ご協力を持って、こうして一周年を迎えることができました。誠にありがとうございます。
今回の学習指導要領改訂で美術の授業時間数は相対的な時間数減(全教科の総時間数は増加)となり、さらに選択教科の実質的な消滅などもあり、美術教師の人数は今後減少していきます。こんなときだからこそ、アンテナを高くはりながらネットでつながりあい、学び合い、力を発揮させていきたいです。
そのために中学校美術ネットからお願いがあります。
是非、各地域の研究会の情報をご提供いただきたいのです。他の地域がどんな形で、どんな内容で研究をしているのか。それは都道府県の研究にとどまらず、市町村あるいは有志、個人でも。
ご提供頂ける情報がある場合は、本サイトの情報提供ページ、もしくはinfo@jhsart.netまでご連絡下さい。後日、本サイトにて紹介させて頂きます。
また時間数減は、もちろん生徒の学びの深まりには厳しい障害になっていると言わざるを得ません。こうしたことを乗り越えて行くために、互いを知り、切磋琢磨しながら授業改善を進めていくことは中学生の幸せにつながります。
そうした一連の流れの中で生まれたのが、〜授業の質(Quality)と、美術教育の価値を伝える行動(Action)のための研究会〜「中学校美術Q&A」です。
この研究会は2014年度までに全国各地で合計10回の開催を目指して、地域の先生のご協力の下、2012年8月には北海道と大阪で、2013年1月には岡山、3月には岩手での開催をすることができました。また2013年5月には、金沢。そして8月には、東京と北海道(アゲイン)での開催を予定しており、現在準備に取り組んでいます。
「中学校美術ネット」は、Webサイトや研究会を通して教師同士が互いに学び合い、高め合う中で、「授業改善」が進み、そして子どもたちの「学び」をより豊かにしていくことを使命にこれからも活動を進めて行きます。
本年度もぜひ中学校美術ネットと中学校美術Q&Aをよろしくお願いします。
レポーター:加藤浩司